穂乃果「えっ…此処、何処なの…?」『19』【せいぞん・たんさく・げぇむ】【R-18】
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606:>>603 前導入も飛ばします>>596で書いてある通り進行速度がよろしくないと(略[saga]
2019/12/29(日) 22:28:53.66 ID:OayCcldE0


    穂乃果「それは…」


  幻影の呪師「貴女は…いつだって誰かからの好意には疎い癖に変な所だけは野生動物並みに直感が働くんですもの、薄々気づいてるんじゃない?」


  幻影の呪師「偶に、世界を歩いていて勝手に頭の中に自分が知らない知識が
             読んだことも無い歴史上の偉人が遺した名言が新聞紙の小さな広告枠の切り抜きみたいにパッと頭の片隅に浮かんでくる感覚」





   幻影の呪師「自身でさえも気づかない内に知識<コラム>を手にしているでしょ?それと同じで知らない筈の異世界の自分を極稀に感じることは無い?」



   穂乃果「…」





   幻影の呪師「貴女は、元の世界でただ普通に学生生活を送っていた」

   幻影の呪師「ポケットに変な爪切りが入ってたり、喋るアルパカや蛇と遭遇したり狂気に飲まれる友達と3ヶ月過ごした覚えなんてないでしょう」




   幻影の呪師「こんな話を聞かされても貴女には"他人事"としか思えない…いや事実そうよね、"本当に同姓同名の他人"でしかないのだから」




▽随分と昔の様に思える、初めてこの世界に来た時、花陽と同じ顔の魔物娘と出会って凛と同じ魔物に会って


▽でもその二人は初めから友達だったわけじゃない、幼馴染ではなく出会い頭で穂乃果を食料<エサ>と認識して襲い、守り、殺し合いに発展したくらいだ

▽凛と花陽だから初めから仲良し、とかそういう訳じゃない…あくまで顔と名前、声も性格も同じだが別世界の住人だと、今でこそ和解してるけど






▽今この世界に居る穂乃果と、この幻影や白妙の衣を羽織ったツバサが言う穂乃果が何故同一人物だと言えようか?




   幻影の呪師「その世界ではその悪魔って呼ばれる存在が居て、何の因果かお遊び感覚で命を狙われるという事件が起きたのよ」


   幻影の呪師「ツバサが好きだった子…私も、ううん私含めて皆が好きだったそれで懸命にタイムリミットの3か月間を守り抜こうとしたのよ」


   幻影の呪師「結論から言うと悪魔の存在とか詳しい事情を知らないツバサ以外の面々でなんやかんやあって3ヶ月護り切ったわ」

   幻影の呪師「けど、最後の最後で残していった地雷を撤去できなかったせいで3ヶ月が過ぎて新しい日の到来から暫く後にその子を失ってしまった」



   幻影の呪師「その辺はもう『白妙の記憶』を使って知ってるんじゃないかしら?それとも忘れちゃった?この世界は3時間毎に記憶抜けるものね」




   幻影の呪師「さっき言ってた『悪魔』っていうのはそれのことよ、誰もこの世界の紛らわしい名前のついた施設の事だなんて一言も言ってない」

   幻影の呪師(…まぁ、全くの無関係でもないけど実質アレは関係ないのと同じだし)


   幻影の呪師「…そこの模造品、なんで私が貴女のことを『模造品』呼ばわりしてるか大体読めてきたかしら?」

   幻影の呪師「貴女は作りもの、元は別の世界から来たあの白服の女の―――綺羅ツバサの手によって0番で創られた存在に過ぎない」



   幻影の呪師「"あの世界でのあの子"の事を知ってる私と違って
          不死王だ何だと戯言を口にしながら何も知らずに生きてる模造品と本来のオリジナルである西木野真姫とじゃ天と地の差があるのよ」



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