【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十輪目】
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54: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/10/12(土) 14:37:02.82 ID:p4Wnhs2uo

園子「っ!」

精霊の力がないせいか、

押し殺しきれない熱が装束を煤けさせ、

じわじわと肌が焼かれていくのを感じる

にじみ出ていく汗が、額を流れて目に染みる

それでも、園子は目を見開いた

力をより強く、

押し返さんとする爆風に負けじと、槍を握る

今、生きていられるのは銀のおかげだ

こうして、この場に居られているのは、天乃のおかげだ

多くはない、けれど、園子にとってはとても大きな犠牲があったからこそ、

戦う力が残されている

であるならば

園子「見てて、天さん、ミノさん」

添えるだけだった左手で槍を握り、

右手を滑らせ、柄の先に指を添える

手のひらではなく、人差し指と、中指

それで十分だった

園子「通すッ!」

左手で到達点を見定め、右手で放つ

投げるのではなく、射出されるように飛んで行った槍は、

爆発を退けて――神の瞳を破った


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