【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十輪目】
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55: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2019/10/12(土) 15:41:54.28 ID:p4Wnhs2uo

空が晴れる

まだ空を覆う悪意は多いが、

園子の作った道が、太陽へと続いている

その中央から園子は落ちていく

勇者の武器を手放し、あとはもう落ちていくだけだ

園子「にぼっしーっ」

園子は自分の方を見上げている夏凜に気付いて、

小さく歯噛みするように呟き、歯を食いしばる

身勝手に飛び出していった

それなのに、受け止めようとしてくれる優しさは嬉しい

けれど、だけど。

これは大事な一瞬だ

若葉の見せた希望、園子の作った確実な道

乃木家二代が作り上げた、逃してはならない一瞬

十数階分に達しそうな高さからの落下が、

精霊に守られていない身にとってどれほどのものか分かっているけれど。

園子「私にかまってないで、行って!」

園子は、それでも自分のことは救うなと――叫んだ


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