指揮官「今まで本当によくやってくれた。喜んでくれ、本国に戻れるぞ」ニコッ
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3:名無しNIPPER[saga]
2019/11/28(木) 01:28:23.51 ID:GWFhDMMB0


指揮官「ふぅ……ようやく帰ってこれたな……」

指揮官(もう夜中だ。一週間ぶりの自分の机で暫し寛ぐ。怒涛の一ヵ月だった。事の発端はセイレーンの拠点を攻略する作戦だ)

指揮官(俺の艦隊が敵拠点を孤立させる為に進出し、敵の補給や増援を阻止している間に友軍艦隊が拠点を攻略するという作戦だった)

指揮官(しかし作戦は失敗した。理由は友軍艦隊が敵拠点を攻略できなかったためだ。当初、作戦は長くても一週間で終了するはずだった)

指揮官(しかし、友軍艦隊の指揮官は自分の艦隊の被害を抑える為なのだろうが慎重というよりは鈍重と言うべき作戦指揮をみせた)

指揮官(もはや進軍する意思があるのか疑わしい程だった。勿論、俺はなにも無謀な突撃を望んだわけではない)

指揮官(敵拠点の防御が想定よりも堅牢だったことも理解している。だからこそ自分の艦隊の部下たちに大きな負担をかけてまでも可能な限りの事をした)

指揮官(一週間の予定が二週間となり、結局三週間近く任務を遂行してみせた。だがそれだけかけても友軍艦隊は結局敵拠点を攻略できなかった)

指揮官(もはやそれ以上任務を継続することは不可能だった。戦死者が出る前に俺は艦隊を撤退させることを決断した)

指揮官(俺は大切な部下たちをボロボロになるまで酷使したというのに結局作戦は失敗してしまったのだ)

指揮官(『帰ろう、帰ればまた来られるから』という重楼のとある提督の言葉は俺も一理あるとは思っている)

指揮官(しかしそれは決して損害を過剰に忌避するための方便ではない。少なくとも時間がかかるほどに俺の艦隊は突破を図る敵セイレーンの艦隊との戦闘で損害を増大させていた)

指揮官(だが友軍艦隊は俺の艦隊の損害に比べればほんのささやかな損害ですら過剰に反応し、撤退してしまっていた)

指揮官(俺はあの艦隊の指揮官が俺の艦隊の損耗や作戦の成否について十分に考慮しているとは思えなかった。そしてそれは参謀本部も同じ考えだったようだ)

指揮官(参謀本部は今回の作戦失敗について関係者を集め、徹底的な調査を行い、作戦失敗の原因は友軍艦隊の指揮官にあると結論付けた)

指揮官(奴は罷免され、配下のKAN-SENたちは再教育の後に新たな指揮官の元で戦う事が決定された)

指揮官(当初は結果的にあと少しというところで艦隊を撤退させることになった俺にも何らかの処分があるかと覚悟したが、幸いなことにお咎めなしだった)

指揮官(むしろ予定の三倍もの期間任務を継続したことが称賛され、受勲と昇進が決定された)

指揮官(作戦が失敗したことに対する軍の面目や士気を保つための細やかな埋め合わせであることは十分に理解しているつもりではあるが、それでも嬉しいものだ)

指揮官(部下のKAN-SENたちにも受勲が決定された。早くこのことを皆に教えてあげたい。内地での休暇に加えて勲章も貰える知ればきっと喜ぶだろう)

指揮官(明日にでも連絡しよう。そう言えば皆何か言いたがっていたな……あの時は時間が無くて話を聞いてあげられなかった)

指揮官(悪いことをしたな……お詫びに何か埋め合わせが必要だろう。お菓子か何かを用意しなくては)

コンコン

指揮官(そんなことを考えていたら扉がノックされた。こんな夜中に誰だろうか?俺は服装や姿勢を整えて声をかける)

指揮官「どうぞ。……エンタープライズ?どうしたんだ、こんな夜更けに」

↓×1〜3 自分が退役させられる……もう指揮官の部下ではなくなってしまうし、指揮官の隣に立つ権利も奪われてしまう……それどころかもう二度と会うことができないかもしれない……と疲労や敗北のせいでマイナス思考になっており、全てを最悪な方へ勘違いしているエンタープライズの心情と行動


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