指揮官「今まで本当によくやってくれた。喜んでくれ、本国に戻れるぞ」ニコッ
↓
1-
覧
板
20
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2019/11/28(木) 16:33:36.11 ID:GWFhDMMB0
指揮官「嘘を吐けないのは君の美点だ、エンタープライズ。道理で君のレポートは一週間で仕上げたとは思えない出来だと思った」
エンタープライズ「だ、だっt」
指揮官「無理をする必要が無いときは無理をしないでくれ、エンタープライズ。頼む。君が心配なんだ」
エンタープライズ「っ!!わ、私が心配……?だから私を本国へ……?」
エンタープライズ(私が心配だから私を退役させようとでも言うのか、指揮官……!?退役して、平和な銃後で暮らせと……?)
指揮官(俺の言葉にエンタープライズが何か迫力を感じる眼差しで俺を見つめる。少しの違和感、しかしその正体は掴めない)
指揮官「ああ、それもある」
エンタープライズ「っ……貴方は何も分かっていない……!!私が心配なら、本国へ戻れなんて言わないでくれ……!!」
指揮官(俺の返答にエンタープライズはなぜか弱り切った様子で俯き、呻くようにそう呟く……本当に、無茶をさせてしまった。本国でゆっくり休んで欲しい)
指揮官「何を言うんだ、エンタープライズ」
エンタープライズ「わ、私は本国へ戻る必要なんてない!!まだ戦える!!貴方の為なら私は」キッ
指揮官「大丈夫だ、エンタープライズ」
エンタープライズ「っ!!」
指揮官(顔をあげ、必死の形相で声を荒らげて俺に訴えかけてくるエンタープライズ。本当に……なんて勇敢な子なのだろうか)
指揮官「君は本当によくやったんだ。誇りに思ってくれ。ほら、君への勲章(Medal)だ。またコレクションが増えたな」
指揮官(俺は荒ぶるエンタープライズを宥めるようにそう言うと、疲れていたために肩から掛けたままだった鞄の中からエンタープライズの勲章を取り出して見せる)
エンタープライズ「M,Medal……そ、そうだ、指揮官……私は……見てくれ、私のコレクションを……」フルフルフル
指揮官(エンタープライズは俺の取り出した勲章を見るとどこか虚ろな表情でそう囁き、震える手で持っていた鞄から大事にしていた勲章を取り出して俺に見せてくれる)
エンタープライズ「いつもは大事に仕舞っている……私の誇りだ……これはPresidential Unit Citationのメダルだ。KAN-SENで受賞したのは私が初めてなんだぞ」
エンタープライズ「こっちは Navy Unit Commendationのメダルだ。ユニオン海軍でこの二つを両方とも持っているのは私だけだ」
指揮官(いつか見せてもらおうと思っていたが今日になるとはな。しかし取り出して見せた勲章を説明するエンタープライズの声はまるで魂が抜けたかのように平坦で……)
エンタープライズ「これは Royal Admiralty Pennantだ。ロイヤルの人間やKAN-SEN以外でこれを受賞したのも私だけだ」
エンタープライズ「見てくれ、バトルスターだってこんなにたくさんあるんだ。ユニオンで一番たくさんもらっているんだぞ」
指揮官(エンタープライズは心が壊れる寸前のようだった。俺はそれほどまでにこの子を追い込んでしまった)
エンタープライズ「こう言うのは自画自賛みたいでいい気分ではないのだが……私は優秀なんだ、指揮官」
エンタープライズ「あなたのKAN-SENに相応しいと胸を張って言える!!今回は失敗してしまったが、きっと挽回してみせる……!!だから……」
指揮官(そんな自分が赦せなかった……眩暈がするほどの自己嫌悪、任務の為、勝利の為、仕方が無いとこんな女の子が壊れるまで酷使する……殺したいほどの傲慢だ……)
エンタープライズ「だから私を……捨てないでくれ、指揮官……私には貴方が必要なんだ……そばに居させてくれ……」ダキッ ギュッ
指揮官「っ」
指揮官(エンタープライズが俺に抱きついてくる。初めて胸に抱くその体は本当にただのか弱い女の子で、震えていた。ユニオンの英雄だとは到底信じられない)
指揮官「エンタープライズ」ギュッ ナデナデ
エンタープライズ「!!」
指揮官(俺が守ってあげなくては、この子は。俺はエンタープライズの体を抱きしめ、安心させるように背中を撫でた)
指揮官(その為にまず一番最初にするべきことはこの子に十分な休養をとらせることだ。しかしエンタープライズの性格ではそれを良しとしないだろう。ならば……)
指揮官「エンタープライズ、命令だ。本国へ戻って、ゆっくり休め」
指揮官は自己嫌悪に陥っていたためにエンタープライズが零した弱音を聞き逃していた。だからこそそう命令してしまった。エンタープライズからしてみればその命令がどのように聞こえるかは明白だった
↓×1〜3 エンタープライズの心情と行動
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
74Res/84.02 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
指揮官「今まで本当によくやってくれた。喜んでくれ、本国に戻れるぞ」ニコッ -SS速報R http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1574871045/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice