40:名無しNIPPER[saga]
2019/12/28(土) 04:17:38.37 ID:eBDBzOw9O
また、この夢か。
燃ゆる街を歩く、一人の少年。服は焼け焦げ、右手で押さえている二の腕から先は無い。
半分しかない、歪んだ視界で通りを進む。火に焼かれ、建物は瓦礫と化す。
「あぁ、終わった」
いつもと同じように、噴水広場に足を運ぶ。炎と瓦礫に囲まれ、道は塞がっていた。
振り返ると、往路の通りは人の進める場所ではなくなっていた。噴水に向かって築かれた段差に背中を預け、空を眺める。
夜空は朱に染まっており、朝が来たのだと思ってしまう。だが、漆黒の中で確かに月と星々は存在を示している。
手を伸ばした先の酒場は、轟音と共に爆ぜた。無数の木片と煉瓦が、自分目掛けて押し寄せた。
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