75:名無しNIPPER[saga]
2019/12/28(土) 23:14:32.55 ID:eBDBzOw9O
退屈そうに書斎に佇むアテナ。何をしていたのか問い詰めるが、余計に不機嫌になった。
「サボりです。私の本分は殺し合いですからねぇ〜」
「変わらねぇな。お前も」
「変わる必要はありませんし」
剣の柄を指でトントンと叩き、横目でアテナはゼノを見る。この目は『早く戦争をさせろ』という目だ。
「んな催促しても今は無理だ。こっちも立て直しが必要だからな」
「つまらないわぁ…」
「…暇なら、戦力の確認でもしろよ」
「…しょうがないわねぇ。ラグナリアの戦力は歩兵が30万で、6名の将官が統制しているわ」
「ゼノ様は独自行動を許可されるライセンス…通称『ワンマンアーミー』ですね」
「いつもお前らがいるけどな」
「うふふ」
クスクスと笑い、アテナは話を続ける。
「軍の話なんて、私たちにはそこまで関係無いですし。…といっても、ゼノ様の持つ戦力なんて、ねぇ?」
「お前ら親衛隊と俺だけだな。他は全員非戦闘員だ」
「私にとっては好都合だけど。その分戦争の仕事が増えるからねぇ…!」
理知的な者ばかりエルフの里から、何故彼女が産まれたのか。ちょっぴり人間の不思議が気になったゼノだった。
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