【安価・コンマスレ】従者と主人の進む道
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76:名無しNIPPER[saga]
2019/12/28(土) 23:22:52.02 ID:eBDBzOw9O
「カナテクトから和議の提案だって?」

「はいっ!色々あって破談になったらしいですけど…」

「じゃあ意味無いじゃねぇか」

「はぅ…」

ゼノは政治には明るくないため、和議の申し立ても破談も、どういう思惑があって実行されたかは分からない。

が、和議を提案するということは、カナテクトはこの戦争が長引くと困るということだ。

つまり、この戦争でカナテクトは困窮し始めている、ということでもある。和議の提案によって、それを馬鹿正直に伝えてしまった。

しかし、ラグナリア側も相応の戦力を既に喪っている。停戦協定を結んでいるとはいえ、弱っている我々を周囲の国が攻める可能性だってある。

「…何か仕組んだのか?」

態々敵を作ったままでいるなら、何か大きなことが起きるのだろう。その空気を感じ取ったのか、アテナは満面の笑みを浮かべていた。


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