【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【二十一輪目】
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959: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/04/16(木) 23:48:11.82 ID:QCp2B5bko

天乃「それとも、冗談だったの?」

園子「……ううん」

天乃「なら、何を気にしてるの?」

園子「むぅ」

園子は逃れるように天乃の胸に顔を埋める

ぐっと患者衣が引っ張られて、腰元の紐が少し頼りなさげで

昨夜変えたはずなのに、皺だらけで着古したようにさえ思える

その反面、胸の辺りを掴んでいた園子の手からは力が抜けて、ゆらりと園子が体を起こした

園子「気にしてるわけじゃ、無いんよ」

ただ少し、本当に少し。

まるで夢のようではないかと、思ってしまうだけで。

園子は長く不自由だった

勇者としての力だけがあり、それだけで崇められる日々

天乃達の話を耳にすることはあったし、運良く傍に来てもらうことも出来た日だってあった

それでも、不自由で、非日常な園子にとっては遠い世界の話に思えていた

それが、気付けば供物が返されると言う。告白が受け入れられたと言う。

ついには、体を交えることさえできてしまった

余りにも。

そう、二年前、不孝続きだったその身には余るほどの流れではないかと、園子は思う

園子「たまには上手くいかないことがあった方が、安心するな〜って」

困ったように園子は笑う

素直に嬉しさを表現しているのは明るいが、

歪んだ眉には不安が見て取れる

普通なら見て見ぬふりをするだろうか

それとも、何を言ってるのかと咎めるだろうか

天乃は自分を見下ろす園子の頬に手を伸ばす

天乃「今、幸せ?」

そして、園子へと問いかけた


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