クラリス「貴方様と赤い葡萄酒を二人で…」
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6:名無しNIPPER
2020/02/03(月) 23:32:23.11 ID:MEl38wfp0
「良いワイン?」

デスクで事務仕事をしていると、ふと同期のプロデューサーに声をかけられた。片桐早苗さんを担当している人だ。

初めて会ったときは、目つきの鋭さに少し怯んでしまった。

「ああ。この間早苗が出た特番あんだろ?」

「ああ、ありましたね。」

「その番組でよ、ワイン蔵を取材に行ったんだよ。」

「行ってましたね。」

「その蔵の主人が、なんか早苗のファンになったみたいでな。結構な数、事務所に送ってくれたんだ。」

「え、それホントですかっ?!」

不意にコピー機で作業をしていた同僚が振り返る。

事務所の看板アイドル、高垣楓さんを担当しているプロデューサー。ちなみに最年少。

「おう。給湯室の冷蔵庫に突っ込んである。1本持ってけ。」

「ありがとうございますっ!」

嬉しそうに頭を下げる楓P。

「あれ? お酒、そんなに好きだったっけ?」

気になり、聞くと早苗Pに横から遮られる。

「馬鹿。どうせ高垣さんにでもあげるんだろ。」

「もちろんっ。」

「ああ、なるほど。」

そういえば、高垣さんも結構な酒豪だったっけ。この間、居酒屋の写真がラインで送られてきたな。



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