クラリス「貴方様と赤い葡萄酒を二人で…」
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5:名無しNIPPER
2020/02/03(月) 23:31:25.62 ID:MEl38wfp0
彼女が全て手作りしたというのだ。うちの事務所の、五十嵐響子にも負けないのではないかと思う。

「ほら、お好きなだけ…」

そう言いかけた時だった。彼女のお腹が大きな音をたてた。

「ぁ…」

クラリスさんの顔がみるみるうちに真っ赤に染まっていく。
耳まで赤く染まった後、俯いて固まってしまった。

「...その、クラリスさんが作られたのですから、クラリスさんも遠慮せず...」

我ながらこれはフォローにはなっていない。

「...す...すいません...」

消え入りそうな声。

「じゃ、じゃあ、いただきます。」

「め、召し上がれ...」


そもそも何故、クラリスさんの部屋にお邪魔しているのか。

本来ならアイドルの部屋に、男が上がりこむなど、許されることでは無い。

それもこれも、今日のお昼に遡る。



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