クラリス「貴方様と赤い葡萄酒を二人で…」
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8:名無しNIPPER
2020/02/03(月) 23:34:52.30 ID:MEl38wfp0
「P様。お疲れ様です。」

給湯室の冷蔵庫を開き、貰ったというワインを見ていると横から声をかけられる。

「クラリスさん。お疲れ様です。」

ワインを手にとったまま、彼女を見る。
相変わらず、事務所の給湯室にいるだけでなんでこんなにも絵になるのだろう。

「そちらは...ワインでしょうか?」

首を傾げる彼女。

「ええ。早苗Pさんから頂きました。」

「そうなんですか...」

「...欲しいですか?」

一応聞いてみる。確か、飲めるのは知っているが好きかどうかはよく知らない。

「うーん...」

彼女は何故か顎に手を当てて、何か考えているようだった。

「どうしました?」

「...せっかくですから、Pさんも、どうですか?」

少し首をかしげながら微笑み言う、彼女。

「…と言いますと、それはつまり…」

「今晩、私の部屋で、です。」

「それはさすがにまずいですよ。」

「大丈夫です。私、こちらの事務所の寮じゃないですか。」

「それはそうなんですけど。アイドルの部屋に、男が、ましてや担当プロデューサーが上がりこむなんて、言語道断です。」

きっぱりとそう告げる。これには、そんな安易に男性を部屋に誘ってはいけないという戒めも込めている。

「ですが…これを一人で飲みきるのは大変ですし…」



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