クラリス「貴方様と赤い葡萄酒を二人で…」
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9:名無しNIPPER
2020/02/03(月) 23:35:37.39 ID:MEl38wfp0
それは言えている。これを女性が一人で飲みきるのは、きついだろう。

……正直、飲んでしまいそうなアイドルが、うちの事務所には何人か思い浮かぶが…

「それは…そうですが…しかし…」

「……では、今夜、私がP様のお部屋へ、お邪魔しましょうか?」

「え」

それはまずい。俺は普通のマンション。そんなところに、クラリスさんが上がっていくのを見られたら…

「…分かりました…クラリスさんのお部屋にお邪魔します…」

「はいっ♪」

まるで音符でも飛んでいきそうな、そんな嬉しそうな返事とは裏腹に、俺のついたため息は冷たかった。

どうか誰にも見られませんように。


結局は、押し切られただけか…


ふと、時計を見ました。時刻は既に22時を過ぎています。

対面に座るP様を見ると、お酒のせいでしょうか、顔が赤くなっています。


なんと、なんと幸せな空間なのでしょうか。P様と、こうして二人きりでお酒を飲み交わしながら、歓談できるなど。
時計を見たときに、少し驚きました。もうこんなにも時間が過ぎているのかと。

こんな時間が、永久に続いてくれればいいのに。そんな願望が自分の中で膨らんでいきます。

そんな事は、許されないのは承知の上です。
そもそも、P様を私の部屋に上げること自体、許されない行為です。
不貞の行いがあったと攻められても、決して反論できません。

でも…それでも、私は、この時間が至福であり、続いて欲しいと願ってしまいます。



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