お兄ちゃん、一緒にバカになろ?
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71: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/02/16(日) 23:24:21.37 ID:yTBCC42FO
藤原警視の顔は、苦痛で歪んでいた。お兄ちゃんの攻撃のせいか、それとも自分の提案のせいか……その両方か。
「え」
「君にも『アイスキャンディ』の度重なる服用で、症状が出始めている。実の所、君はまだ治すことができる。
ただ、君が為してしまったことの重大性を鑑みるに……恐らく治療は認められまい。
1年もしないうちに、君はお兄さんのようになって死ぬだろう。それを僕は、よしとはしない。
何より、僕も君には世話になった。もし君が咎人でないなら……君はきっと、良い教師になっていただろう。本当に、残念だ。だから」
彼は、懐から小さな注射器を取り出した。
「この半アンプルを、お兄さんにこれから打つ。しばらくすれば、彼は意識を取り戻すだろう。多分、2時間程度は。
そして、もう半アンプルを……君が望むなら、君に打つ。君は段々とバカになり……どんなに長くても、1週間以内に死ぬ。
お兄さんが死んだ頃には、もう相当症状が進行しているだろう。だから、そう遠くない未来に、後を追える」
藤原警視が、唇を噛んだ。
「こんなことは、警察がすべきことではない。だが……君に少しでも救いを残すなら、これしか考えつかなかった」
私は、彼を抱き寄せた。そして耳元でこう囁いたのだ。泣き笑い顔で。
「ありがとう『コナン君』。私は……」
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