11:名無しNIPPER
2020/02/15(土) 00:54:07.98 ID:6/UjTtAt0
廊下
華「………」テクテク
みほ「華さん」
華「………はい?」クル
みほ「どこ行くの?」
華「……あの、少し用を足しに参ります」
みほ「用……? ああ、そういえば、今日ずっと言ってたもんね」
華「いえ、ずっとというわけでは……」
みほ「用ってひょっとして生徒会関係? もしそうだったら――」
華「い、いえ、そうではなくて…」
華「…………」
みほ(流石に良家の令嬢であるだけあって、こうして真向かいに話し合っていると、「その」素振りを全く見せない)
みほ(背筋は真っすぐに伸びて、ぱんぱんに張っているだろう下腹部のことをまるで感じさせず、足もすらっと直線に揃って、「我慢」の仕草を見せずに、落ち着き払っている)
みほ(華さん、わたしにも「我慢」してること、必死になって隠してるんだ……)
みほ(やっと休み時間になって、お手洗いに行けると思って、一度緩んだその心と膀胱、今わたしに引き止められて、きっと大暴れに暴れていると思うんだけど、それでも、わたしにはそれがバレないように、一生懸命取り繕ってるんだね)
みほ(ああ、愛しいよ華さん。ようく見ると、直立しながら小刻みに震えているその身体、おもいっきり抱きしめたいよ)
みほ「わたしも一緒に行くよ。華さんには今日たくさん迷惑かけちゃったし、もし怒られるなら、わたしのほうだもん。だから、一緒にいく」
華「い、いえ、用事とはそういった類のものではなくて――」
みほ「じゃあ、行こうか?」ギュ
華「あ、あのっ……」
みほ「あ、ごめん。その前にちょっと自動販売機寄っていい? 水筒無くなっちゃって…。あ、水筒が無くなったんじゃなくて、水筒の中身が、ね?」
華「え、ええ、どうぞみほさん」
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