209: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/12(日) 18:18:44.31 ID:AHJFzVqd0
「後は…そうだな…好きな食べ物は、あるかい?」
「…えっと」
視線が宙に泳ぐ。考え込むと、目線があっちこっちへ移動して、面白い。
考えた末、彼女は答えた。
「醤油ラーメン」
「醤油ラーメン? また凝ったものを…」
「ヌードルの。あと、コンソメのポテチ。あと…」
「…」
絶句する私を他所に、彼女は次々とインスタント食品や、お菓子の名前を羅列する。
いたたまれなくなって、途中で遮った。
「食べたいものがあったら、言いなさい。姫野さんが、何でも作ってくれるから」
「頑張りまーす」
ガッツポーズする家政婦。
「…遊びは、何をするのが好きなのかな? やっぱり人形?」
「うん。メルちゃんとか…」
「前持ってた人形は? ここに持ってきたのか」
「うん」
「2階の部屋に置いてありますよ」
「そうか。…今度、新しいのを見てみようか」
「ほんと!?」
初めて朱音が食いついてきた。反応は上々。私は満足気に、会話を続けた。
…
午後9時30分。もう朱音は寝室に上がった。家政婦も、とうに明日の朝食の用意を済ませて帰った。
「きっと、すぐに明るい子になってくれるわ」
妻が嬉しそうに言った。
「そうだな」
「…さ、朱音ちゃんも寝たことだし、あたしもそろそろお休みしますね」
そう言うと妻も、階段を登って寝室へと消えた。
残された私は…
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@私も寝る
Aその他(要記述)
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