331: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/19(日) 17:36:08.03 ID:Kh3sFDp50
これは非常に意外なことだが、幼い養子の存在は、我々夫婦の間にも新しい風をもたらした。
「おかえりなさい、あなた」
玄関で待っていた妻は、私の鞄を受け取ると、いきなり身を乗り出してキスをしてきた。
「! 久し振りじゃないか。どういう気分の変化だい」
「どうしてでしょうね」
もう還暦になろうという妻は、ぽっと頬を赤らめた。
「…何だか、朱音ちゃんに引っ張られて、あたしも若い気分になっちゃったみたい」
「はは、そうかそうか」
私は上がり際、さっとその胸を掴んだ。
「や、だっ、もうっ」
咄嗟に払いのける。しかし、その顔は満更でもなさそうだった。
…
部屋に引っ込むと、私は件の児童ファイルを開いた。
朱音を性的に見ることは難しくなったが、かといって少女への欲求が無くなったわけではない。そうなっては、他を当たるしかあるまい。
一通りファイルを見返した後で、私はパソコンを立ち上げた。
「よく考えたら…」
狙い目なのは徘徊児童だけではない。親が犯罪に巻き込まれたとか、逆に加害者になったとかで、宙に浮いた子供がいるのではないだろうか。そう思った私は、警察のイントラネットに接続し、過去の事件ファイルを漁った。
結局、目当ての少女を一通り見繕うのに3日ほど費やした。
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