453: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/24(金) 21:54:05.92 ID:1RlD8NGF0
別荘に着く頃には、絵里は声を上げて泣き叫んでいた。
「帰せー! あ゛あーっ、帰せーっ!」
顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃ。おまけに、揺れる車内で嘔吐までした。バンから降りる頃には、全員が疲れ切った顔をしていた。
さて、改装後に来るのは初めてだが、秘密の地下室の入り口については説明を受けていた。私は裏の入り口を開けると、靴箱の隅にある小さな突起を押した。すると土足部分の床が持ち上がり、下へ伸びる階段が現れた。
階段を降ると、そこには薄暗い地下室が広がっていた。ベッド、シャワーに、簡単なキッチンまで付いている。その一角はガラス張りになっていた。
「…うっ」
絵里を地下室の床に突き飛ばすと、男は私に尋ねた。
「この後どうしやしょう。御大は残られますか。帰られるなら、監視役に一人残しやすけど」
「…」
どうしたものか。絵里は確保した。これからどうするかは、ゆっくり考えればいい。何なら、今からでも…
ただ、家には朱音がいる。きっと、私の帰りを待っているだろう。
安価下 どうする?
@帰る
A『遊ぶ』
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