61: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/04/06(月) 21:37:04.17 ID:2DWECDmt0
多数決で>>58採用
「もう暗くなるよ。危ないから、おじさんが送ってあげるよ」
「…」
少女は黙ってこちらを見上げていたが、やがてすっくと立ち上がった。
「行こうか。家まで案内してくれるかな」
「うん」
人形を抱き、よたよたと歩き出す少女の後ろについて歩き出した。
道中、自販機があったので、私は立ち止まった。
「何か買ってあげよう。どれが良い?」
「…」
少女は自販機を無言で見上げ……それから、首を横に振った。
「ううん、いい」
「そうかい」
私は小銭を入れると、缶コーヒーを押した。もう一度小銭を入れ、今度はオレンジジュースを押した。
缶コーヒーを拾い上げ、オレンジジュースを差し出す。
「いい」
「いいから。見つかるのが駄目なら、家に着く前に捨てるといい」
「…」
プルトップを開けて缶を差し出すと、少女はおずおずと受け取った。
994Res/439.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20