832: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/05/05(火) 21:08:03.74 ID:Yiu9zhL/0
「おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
部屋へ引っ込む朱音を見送ると、私は冷めた珈琲を啜った。
夕食は出前の寿司。朱音をさっさと風呂へ入れ、それから寝室へと行かせる。静かな居間で、私は一人、妻の帰りを待った。
…
「ただいま…」
「おかえり」
そろりそろりと入ってきた妻は、私がまだ起きていることに驚いた顔を見せた。それから、突然涙を流し始めた。
「あなた…ごめんなさい」
「うん」
私は何も尋ねず、彼女を抱きしめた。
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「うん」
私は妻の頭を撫でると、キスをした。それから、スカート越しに尻を掴んだ。
「や、だ」
「君を抱きたいんだ。駄目かな」
「そんな…あなたが良くても、あたし、もうお婆ちゃんですよ…」
「ずっと変わらない。ずっと、綺麗なままだよ」
「あ…」
ソファに押し倒した。ベージュのショーツを引き下ろした。シャツをはだけてブラをずらすと、まろびでた乳房は、意外にもまだ瑞々しさを残していた。
…
まさかこの年になって、夫婦の営みが成立するとは思わなかった。萎びかけた膣内にどうにか射精すると、妻は泣いて喜んだ。喜びの余り、ソファの上で失禁した。
尿を処理して、ついでに風呂に入ってから寝室に戻ると、再び身体を重ねた。流石に2回目の射精はできなかったので、挿入したまま眠りについた。
不思議と、満たされた気分だ。
官僚が出世するには、妻と子供と、一軒家は必須だ。それはつまり、公僕として国民を幸せにするには、時代錯誤の法律が想定するところの『人並みの幸せ』を満たす能力を持つことが前提ということなのだろう。ただ、それを越えて手を伸ばすのは…それは、個人の資質によるとしか言いようがない。私は、自分で思った以上に小さな人間だったようだ。
そう…手を伸ばし、手に入れた少女たち。絵里。リュイア。そして、朱音。手を触れた責任として、彼女らだけは幸せな結末で終わらせたい。せめて、私が生きている内は…
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