335: ◆DLsVqu3F.A[saga]
2020/04/25(土) 16:33:32.33 ID:28NhyLq30
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それからも僕は毎日杏さんの家に行ってゲームしたり話を聞いたりした。
杏さんは人間恐怖症ではあるが、家族以外では僕とありすとえみりに対してその症状が出なくなったらしい。
杏「…………必殺………」
僕「あっ」
杏「『聖星の落撃』」
ドドドドドドドドドドドド
ゥウッ! ゥゥッ! ゥゥッ………
ゲームセット!
僕「負けたっ………!」
ありす「負けたーっ!」
えみり「残念………」
最近は杏さんの勝率も高くなってきた。
杏さんは嬉しそうに胸を張ってコントローラーを置いた。
杏「…………ふふん………♪」
因みに杏さんはゲームをしやすいように前髪をピンで止め、目が見えている。
隠れていた杏さんの顔はとても可愛かった。
ありす「強くなったね」
杏「うん…………やっぱり、インターネット対戦とは違う…………♪」
えみり「あ、私宿題があるから。じゃあね!」
杏「うん………バイバイ…………」
僕「気をつけてなー」
えみりが先に帰り、俺たちはセレクトボタンを押してもう一度対戦を始めた。
〜
帰る時、玄関先で杏さんが言った。
杏「………あのさ………明日も、来てくれる…………?」
僕は頷いた。
………なんか杏さんはモジモジして髪をイジイジしていたけど。
僕「うん。良いよ」
杏「う、うん……………////」
ありす「じゃーねー♡」
僕「バイバイ」
杏「ば、バイバイ…………////」
〜
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