大崎甘奈「キャッチャー・イン・ザ・バスルーム」
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10: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/04/18(土) 02:20:58.95 ID:chvlB2Ff0

マップアプリの検索範囲を広めよう。車があるんだし、多少遠くでも渋滞を抜ければ……そうだ、車があるんじゃないか

「車中泊するか」

「え!?」

社用車にはシュラフも積んであったハズだ。甘奈をホテルのこの部屋に、俺は車に、そうすればいいんじゃないだろうか

「ちょ、ちょっと! ダメだよ! まだ夜は寒いんだし……外も大雨なんだよ? もし水が溢れちゃったら、車の中で孤立しちゃうし!」

「むぅ」

かなり可能性は低いが、あり得ないとは言い切れない。確かにそうだ。

朝になれば雨が弱まるとは言え、それまでにたまった水は残る。もしも川などが氾濫し、道路が冠水してドアも開けられない程になっていたら、ここに甘奈が取り残されることになる。甘奈を孤立させるのは絶対に避けたい。

「だからと言って、同じ部屋に宿泊するのはやっぱり……あのイスも倒せば寝転べるが」

「……ねぇ、甘奈は、プロデューサーさんが」

「甘奈も疲れてるだろうし。俺と一緒のベッドでなんて心配とか先に来てゆっくり休めないだろうしさ。別々の場所で寝よう」

「…………」

甘奈はまた黙ったままだ。すこし、いやかなり寂しそうな顔をしている。

「……ともかく、明日ちゃんと帰れたら良いんだけどな……」

この状況が続く、という場合も考えられる。予報が外れて雨が降り続いたり、またさっき甘奈が言ってたよう道路が冠水しないとも限らない。そうなったらこの部屋にもう一晩……となると、さらに危険だ

まあ、後のことは後に考えよう

「コンビニ行くけど、何かいるか?」

「……あったかいココアと肌着」

「……わるい、分かった」

そりゃあ下着まで濡れたから、今はノーブラなんだろう。寝るときとかそれ以前に、いまのほうが気を遣わせまくってるじゃないか。それなのに色々言って何をしているんだ俺は。

乾いていないバッグから財布を取り出し、スリッパのまま外に出た。カードキーを似て、代わりに自分の名刺を入れておいた。これで代用出来るし、防犯にもなるだろう

途中、甘奈の胸元に目をやろうとしている自分に気がついた。観ないように心の中で自分に平手打ちをした。




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