【鯖鱒wiki】どうやら坂松市で聖杯戦争が行われる様です【AA不使用】2
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30: ◆6QF2c0WenUEY[saga]
2020/04/26(日) 21:46:49.51 ID:EzFNi6yYO



「ぐっ……!」
『オォオオオ……ッ!』

剣と爪が重なり、押し合う。これは互いの意地を賭けた大勝負
力の優劣は無い。どちらが折れるかの我慢比べ


「……聞かせてもらおう、バーサーカーよ」
「貴様の生き様には毛頭興味は無い。しかし、後悔はあるだろう。憎悪はあるだろう」

「知りたくは無いのか?もっと良い道があったかと、正しい答えはあったのかと」


黒き竜王……いや、黒衣の青年は問い掛ける
ほんの、ほんの一瞬だけ、その声色は元の青年のそれへと変わっていて
その理由は、きっと彼の、本当の願いの根底だからなのかもしれない


「……あるとも。一つだけ、どうしても取り零してしまった事が」

それに、呟く様に答えるバーサーカー
少しだけ意外そうに喉を鳴らす。この女は、何もかもを腕ずくで手にいれてきたと思っていたのに

「ならば、貴様は」
「そうだ。それが私の願い。……だが、勘違いするなよ?ライダー」

「私は答えを知ろうとは思わない。体験して、初めて得られるものだから!」
「……成る程、な」





「やはり、わからんな。人間というモノは」





ズレて、すれ違い、切り裂く

宙へと延びていく赤の軌跡。バーサーカーの剣より滴り落ちる、竜の血液

黒の星は落ちていく。自らの組み上げた町の中へと招き入れられるかの様に
その落ちていった先にいたのは……貴方と新重。慌てて担ぎ上げると、直ぐに安全地帯へと避難を始める


「……うわあぁっ!?危なかった……!」
「……そこの、バーサーカーのマスターよ」
「な、何だ?」


最早、勝負は決まった。首からドクドクと溢れる血の池の中で、貴方へと語りかける


「精々悩め。自分とは何なのかを、それが人間の義務だろう?」

「尤も……俺ですら、答えは未だ届かないがな」


それは、激励の言葉か。それとも諦観の証か
確かな事は……ライダー、フェルニゲシュは、光の粒子となって、空へと召されていったのだった





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