月岡恋鐘「長崎で逆レ●プが人気? そんなわけ無かよー」
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23: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/04/19(日) 23:50:01.06 ID:gtMoMWxlo

※22

 月岡家から空港へ出発するとき、恋鐘の父親が、

――せからしか娘ですが、何卒、よろしゅう……。

 とささやいてきた。



 帰京の機内で、恋鐘に『せからし』の意味を聞いてみた。

「せからし……んーとね、まぁ……すごくうるさい、ぐらいの意味ねー」



※23

 月岡家で恋鐘と一線を越えた数日後。
 事務所で、アンティーカとの打ち合わせの予定が入っていた。

 最初に部屋へ来て鍵を開けたのは俺だった。
 そのすぐあと、恋鐘が入ってきて俺の隣りの席に座った。

 恋鐘が座ってまもなく結華が扉を開いたかと思うと、
 小走りで俺と恋鐘のほうにやって来て、俺たちの顔をしげしげと見たあと、

「勝った! こがたんが勝った!」

 と快哉。来た見た勝った、ってか。
 ユリウス・カエサルじゃないんだから……。

 結華の声を合図にしたかのように、摩美々、咲耶、霧子も入ってきて、

「あーあ、まみみより悪い子になっちゃいましたねー?」

 そうだな。もう摩美々に説教してやれない。
 申し訳ないと思わないでもない。

「フフ、カエサルの『人は、ほかの人から思われているような人間にならずに終わることは、ありえない』という格言は、本当だったようだね」

 咲耶も結華のふるまいからカエサルを連想したようだ。
 もともと高校生にしてヘンリー・ジェイムズなんてかじる英米文学好きだったが、
 大学に入ってから拍車がかかったようだ。ただ、その格言、確かワイルダーの創作だぞ。

「よかった……これで落ち着いて夜眠れます。末永くお幸せに……」

 霧子は俺のことは気にせずちゃんと寝なさい。
 ただでさえ目覚ましをたくさん抱えているんだから。



 誰だよ、恋鐘に『おちんぽさん』とか『がんばれ♥ がんばれ♥』とか教えたの――と、
 言いたくなるのを、俺はなんとかこらえた。冤罪の可能性がないわけでもないし……。


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