111: ◆u1rV3Ri3IQ[sage]
2020/09/21(月) 16:40:36.69 ID:Majv4J9+0
リン「い、いや……行かないわけにもいかないだろ? 他のギルドの偉い人がわざわわざ指名してきてるんだし」
が、お断りするわけにはいかない。
相手は公爵令嬢。断れば後が怖い。吾妻という人物は何もしてこないかもしれないが、重桜ギルド内の評判が下がることは間違いない。
リーダーとしてここは譲らない。ブンブン手を振りながら必死に弁明する腰の低さだが、隊長は隊長。上に立つ者として最低限の面子は保たねばならないのだ。
ウォースパイト「それは……っ、そうだけど」
ユニコーン「……分かった。ユニコーン、待ってるね?」
渋々といった様子で二人は頷く。
夕立「で、結局どうすんだ? いいのか夜で?」
リン「ああ。重桜ギルドへ行くよ。でもいいのか? 急に当日で――」
夕立「よし、分かったぜ! じゃあ飯も食べ終えたし伝えてくるな! ごちそうさま!」
最後まで聞かずに立ち上がり、リンがぽかんとしている間に夕立が走り去っていく。後に残ったのは彼女が食事をしていた食器類のみ。ものの数秒でエントランスから玄関を出て消えてしまった。
U-47「えー……ないわー……」
同じ伝令として思うところがあるのか、U-47がぽつりと呟いた。
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