16: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/05/28(木) 07:41:20.45 ID:VBQaNT4Y0
ウォースパイト「了解、指揮官。任せて」
と同時に駆け出す。避けるために横へ、ではなく、敵を倒すため前へ。髪をなびかせ怯むことなく魔物の前へ飛び出し、彼女は短く息を吐いて剣を振るう。
一瞬の静寂。足を止めた魔物は上下に分断され、血を流すこともなく光となって跡形もなく消える。まるでそこに最初から何もいなかったかのように。
リン「……ふぅ。お疲れ」
慣れてはいるし、彼女が魔物の体当たりでやられるような人間ではないと分かってはいるものの、彼はつい安堵の息を漏らしてしまう。
周囲を確認し、武器を収納。これで命令にあった魔物は全て討伐した筈だ。
ウォースパイト「ええ。いいサポートだったわ、指揮官」
彼女も武器をしまい、彼の元へやってくる。
ウォースパイト。二人しかいない騎士団5番隊のメンバーにして、リンの幼馴染。
もみあげだけ伸びたショートヘアの金髪。ロイヤル騎士団の軍服の上だけを身に着け、下は白のソックスと膝当て、靴のみ。身につけている防具の類いはそれに加え肩当てと胸当てのみの軽装。軽装……どころか、下半身の下着が見えているレベルなのだがもう彼女と付き合いの長い彼には見慣れたものであった。
十代前半、後半の子供のような身長、容姿だがこれでも24歳のリンと同年齢。さらに単純な戦力においてはリンよりはるかに上手である。
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