33: ◆u1rV3Ri3IQ[sage saga]
2020/06/04(木) 16:48:14.47 ID:d9cpxBSl0
リン「どうしたんだ? なんか暗いが」
ウォースパイト「……。リンは5番隊に、騎士になって良かったと思ってる?」
問うと、彼の隣を歩く彼女はそんなことを聞いてきた。上目遣いに緊張した様子で見てくるウォースパイト。クスッとリンは笑い、彼女の肩に手を回す。
リン「当たり前だろ相棒! 人の役に立てるし、なによりウォースパイトと仕事できるからな。陛下の護衛いっちゃつて寂しかったんだぜ」
ウォースパイト「そ、そう……」
そのまま抱き寄せられ、ウォースパイトは赤面しつつ彼の身体に手を添える。リンの行動は小動物、同性の友人へのそれだが、怒る余裕も無かった。
リン「なんだ心配してたのはそれか? 相変わらずそういうとこ心配性なんだからな」
ウォースパイト「それだけではないけど……もういいわ」
フッと笑い、ウォースパイトはリンの身体を押して離れる。対応と言葉こそ冷ためだが、若干ニヤけた顔で。
ウォースパイト「まぁ、これからも私が必要、ということか」
リン「当然。いてくれなきゃ困るって」
ウォースパイト「そ、そう。……私も、あなたが必要よ指揮官」
リン「……! ああ!」
騎士隊として半年。幼馴染として十数年。長い時間を共に過ごしてきた絆は簡単なことで無くなったりはしない。笑顔を向け合う二人は互いの繋がりを再確認し、新たな仲間の元へと向かう。
ウォースパイト(そう……たとえ結ばれなくても、リンのそばで支えられるならそれでいいじゃない)
自分のするべきことは決して変わりはしない。目を閉じ、自分を確かめ彼女は一度深く頷く。
ウォースパイト「さぁ、参ろうか!」
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