モバP「佐久間まゆセックスよわよわ説?」依田芳乃「でしてー」
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2: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/05/26(火) 22:13:50.80 ID:L6mSfH2Ko

※01

「ほー……なるほど。まゆさんは、色気――せっくす・あぴーるを身につけたいのでしてー?」
「……平たく言うと、そうですね。芳乃さん」

 アイドル・佐久間まゆは、346プロダクション事務所内の一角へ特別に設置されていた和室で、
 同年齢の同僚アイドル・依田芳乃と2人きり、並んで煎茶とおやつのお団子に舌鼓を打っていた。
 なぜ自分がそうしているのか、疑問に思いながら。



『プロデューサーさん……まゆ、大人の女性らしい色気が、必要ですよね……?』

 芳乃と茶をすする数日前のまゆは、自分の担当プロデューサーに深刻げな顔つきで相談を持ちかけていた。

『まゆは……もともとはロリータ系の雑誌で読者モデルをやっていて、
 プロデューサーさんにアイドルへしていただいてからも、おおむねその路線を踏襲してますよね。
 読モの頃は、同じ趣向・世代の方がライバルのほとんどで、気にしませんでしたけど……』

 佐久間まゆは読者モデルあがりのアイドルであり、
 それゆえティーン向け・ファッション関係の仕事を得意としていた。
 しかし彼女は、それに思うところがあるらしかった。

『アイドルの世界には……いや、この346プロの中だけでも、
 まゆより年上だったり、年下だったりするアイドルの方々がいらっしゃいますね。
 その人たちとまゆ自身を比べて、思うんです』

 まゆの口振りは歯切れが鈍かったが、プロデューサーは、
 『大人の色気を武器とする仕事をしたい。どうしたらそういうキャラや魅力を身につけられるか』と解釈した。

『まゆは実際に、自分で、そういう仕事をしたいと思っているのか?
 誰とは言わないが、まゆよりけっこう年上でも、ロリータでゴリお……路線を貫いているアイドルはいるが』

 プロデューサーには、まゆの提案はピンと来ていないようだった。

 佐久間まゆ。
 小柄でやや線が細い体躯は、フリルやレースをふんだんにあしらった、
 身体の曲線を隠すロリータファッションに身を包むのがよく似合う。
 やや丸めの顔の輪郭は、ふわふわなミドルボブでガーリッシュに包み、
 大きめで垂れた丸目と小作りの鼻や口は、女子小中学生からある種のお手本と見られている。

 一方でプロデューサーは、まゆの性的魅力に、営業上の不足は感じていない。

 プロデューサーから見れば、まゆの肢体は細身ではあるものの骨ばっているわけではなく、
 その慎ましやかなふくらみだって、彼女のトレードマークである深紅のリボンで軽く引き絞ってやれば、
 男の劣情をそそるには十分だった。

 何よりプロデューサーは、まゆの目使いを評価していた。
 目は、大きく見開かれてキョロキョロと活発に動くほど子供っぽい印象に、
 細められてじっと見据えるほど大人っぽい印象になる。

 まゆの目は後者の極地だった。
 ドラマなどの演技では、本職の女優にもそうそう出せない耽美的な視線をレンズへ注ぎ込める。

『まゆは、個人的にはロリータ好きですけど、それ一本槍はちょっと……と思うのです。
 ですから、プロデューサーさんもご存知のように、家庭的な編み物やお料理とかで親しみやすさを……
 などと、ロリータから少し外れた面をアピールしてみることもありましたが』
『それでは物足りない、と?』
『ぷ、プロデューサーさんのとってきてくださった仕事がイヤとか、そんなコトはぜったいないんですけどっ』

 プロデューサーから『まゆは仕事に不満を持っているのでは?』ととられかけ、まゆは慌てて否定し……

(……仕事に、不満はありません、けど……。

 ……慌てて否定した後、必死な様子で却って怪しいと思われたか……? と焦る。

(今のままだと、プロデューサーさんは、まゆのことを女性として見てくれないまま、では……?)

 まゆは、仕事に不満はなかったが、仕事相手に不安はあった。
 担当プロデューサーに異性として見られていないのでは? という不満に近い不安があった。



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