堀裕子「福井で人気のさいきっくサキュバスです!?」モバP「えっ」
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◆FreegeF7ndth
[saga]
2020/06/07(日) 23:20:42.08 ID:l/v3zoKYo
「ふふっ、良かったです。プロデューサー、最近いつもお疲れ気味のようなので。
エスパーユッコとティーブレイクして、ぜひぜひ英気を養ってください」
夏休みのアレから、プロデューサーは私と二人きりになると、
ちょっとずつ私をどろどろとした熱っぽい目線で見てくれるようになった。
他のアイドルの手前、気づかれないよう努めているようですが、エスパーユッコにはお見通し。
前は私だけがドキマギしてたんだけどね。今やプロデューサーも仲間。
こうなると私たちの間だけで熱いテレパシーが伝わってるみたい。
視線が一瞬かぶるだけでふわふわした気分になっちゃう。
今だって、事務所じゃなかったら……密室で、二人きりだし……。
「……そういえば、夏あたりに俺が聞きそびれた悩みって……どう?」
「どう? って……プロデューサーは、どうだと思います?」
プロデューサーの目を、じーって見つめてあげる。
自分から聞いた手前、プロデューサーからは目をそらせない。だから私は見放題。
「目は口ほどに物を言う、って言いますから。私の目、じーっと見てたら、伝わっちゃうかも……」
私が『夢』の中で散々“仲良く”したのが、起きてるときにも侵食してるのか、
プロデューサーの虹彩や目の周りは、理性と欲望の間で引き攣れそうに震えていた。
たぶんそれ、私も先に味わっていた気持ちですよ、あなたをそばで感じるたびに。
ホントにテレパスみたい。ホントのサイキッカーになったみたい。
絶対特権として他のアイドルやクラスメイトに見せびらかしたくなるぐらいの繋がり。
……だったんだけど。
「少しはユッコのことを分かってやれてたつもりだったんだが、やっぱり……」
プロデューサーは、辛そうな、痛ましげな顔と声で、淡々と私へ重大な告白をした。
「ユッコの担当プロデューサー、別の人に変わってもらおうかと思ってる」
私とプロデューサーの火照った絆は、いきなり切り落とされた。
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