堀裕子「福井で人気のさいきっくサキュバスです!?」モバP「えっ」
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4: ◆FreegeF7ndth[saga]
2020/06/07(日) 22:58:44.24 ID:l/v3zoKYo
「いいですか……? 私の人差し指の爪先をじっと見て、目の焦点を合わせてくださいね。
 この人差し指の先を、私がゆーっくり前後に動かします。
 あなたの方から見ると、近づいたり、遠ざかったり……しますからね」

 プロデューサーは、また新鮮じゃない魚の目に戻りつつあった。好都合だった。
 もしこれがギラギラしてる瞳だったら、私は目を反らしちゃったかも知れない。

「前後に往復するたびに、10、9、8……と、私がカウントダウンします。
 数字が一つずつ減っていくたびに、あなたの体からとろとろと力が抜けていって、
 意識も緊張がほぐれてリラックスしていって……私がゼロと言ったら、あなたは夢の世界」

 すっごく疲れているはずなのに、プロデューサーは私のサイキックトレーニングにつき合ってくれる。
 さっき『好きだな』って言ったの、本当なのかな。

「カウントダウンを、はじめますよ……10、9、8……」

 でも、それは……らぶ? らいく?

「7、6,5、4……」

 こんなに近くで見つめ合ってるのに、プロデューサーの内心は透視できない。

「3、2、1……」

 そうなると、見つめ続けるのが照れくさくなって、自分で動かしてる指先に視線を逃がす。

「……ぜろっ」

 プロデューサーの目蓋は、すっかり落ちていた。




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