142: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/06/20(土) 21:42:05.04 ID:Gw97Bt4r0
…
ジープから降りると、先日控室で会った日向ひかげが駆け寄ってきた。彼女が護衛隊の隊長のようだ。
「ごっ、ごごご苦労さまですっ!」
「ご苦労。進捗は?」
「滞りなく…場所も確保できましたし、急ピッチで進んでます」
見回すと、資材を積んだトラックが列を成して入ってきている。その向こうでは巨大なショベルカーが、地面を深く掘っていた。
「…『あっち』は?」
建設地を遠巻きに取り囲む、バリケード。その向こうでは横断幕を掲げた人々が、『建設反対』のシュプレヒコールを上げていた。
「今の所、騒いでるだけです。バリケードを突破しようとはしていません」
「そう」
群衆の中には、テレビカメラも紛れている。彼らは市民運動に加担する振りをして、その実彼らが非暴力を破る瞬間を待ち構えている。『野蛮な市民団体が、ミライシャの真っ当な活動を非合法な手段で妨害している』。予め提示された筋書きに合った画を求めているに過ぎない。
無論、メディアに対する外交部の働きかけあってのこと。ジャーナリズムとは、所詮そういうものだ。
「じゃあ、引き続き警備を」
「はいっ!」
「…ユウキ君、折角だからこの辺を見学してみましょうか」
「うん」
安価下コンマ
01〜30 特に何も起こらない
31〜60 反対者の一人が侵入してきた
61〜98 バリケードが破られた
ゾロ目 紫電襲来
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