180: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/06/21(日) 16:33:35.81 ID:lC9BLfZd0
「…ん゛っ」
試着室から出てきたユウキの姿に、雷火は思わずむせた。
髑髏の刺繍されたキャップに、兎のプリントされたTシャツ。黒のレザーパンツを穿いて、黒縁の伊達メガネなんて掛けている。
「い…良いんじゃないかな」
Tシャツの兎とか。
ユウキは雷火の表情に気付いてか、試着室に引っ込んだ。
数分後、再び試着室のカーテンが開いた。
「これなら、どう…?」
今度は、灰色のパンツと黒のボタンシャツに、茶色いツイードのジャケットを羽織っている。
「大人っぽいの選んだのね」
「こっちの方が良いかな?」
「どっちも買ってあげるわよ。他には無いの?」
「後は…」
試着室に引っ込む。
次にカーテンが開いた時、雷火は彼の趣味を凡そ理解した。
「お、おかしくない…?」
兎耳の付いた半袖パーカーに、ハーフパンツ。どうやら、彼はカッコイイ系よりは可愛い系が好みのようだ。1つ目にもあった兎のモチーフは、同居人に対する彼なりの敬意か。
「よしよし、じゃあ今の、全部買うわ」
「ありがとうございます」
例によって店員にカードを差し出すと、支払いを済ませた。
「さて、これで目をつけてた分は終わりね。良い時間だし、お昼にしましょ。それから、何するか考えよう」
安価下1〜3でコンマ最大 午後の行動
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