451: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/11/26(木) 21:09:39.16 ID:p2vPpWcY0
「ホーラ、この料理を…」
陽子が言いかけたその時、突然入り口の扉が吹き飛んだ。
「きゃあっ!?」
「うわあーっ!?」
「…!」
カウンター目掛けて、逃げ込んでくる客たち。その真ん中に立って、陽子は土煙の中に立つ、2つの影を見た。
片方は、ワニ頭の大男。何を隠そう、先日話にあったグリージャその人。そして、もう片方は…
「…よくも、陽子さんのお店を…!!」
怒りの声を上げる、異形。それは赤い甲虫めいたスーツの上から、蛍光グリーンの装甲を纏った、真っ赤な複眼の怪人であった。よく見ると、彼の腰には赤と白のバックルが装着されていて、中央では何かの円盤が回っている。
「陽子? …! クイーン、そこにいるんだろ!」
「!」
陽子は、カウンターの裏に座り込んだ。同胞として、グリージャの助太刀をするべきか。しかし、そうすれば今まで築いてきたものが、全て…
「おらあっ!」
「ぐあっ!?」
ところが、怪人は有無を言わさずグリージャを殴りつけると、そのまま店の外へと引きずって行った。
「…! ホーラ、こっちに逃げて!」
思い出したように、入口近くで呆然と立つホーラを呼び寄せる。
ホーラは駆け寄ると、小声で尋ねた。
「あれは…ママの?」
「…」
553Res/220.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20