49: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/06/18(木) 20:19:49.56 ID:WnA11Dh10
「…えっ?」
思わず、眼鏡を外して、もう一度付け直した。
画面に写っているのは、10歳にも満たないくらいの少年。
「装置がバグってる? …いいえ、ちゃんと動いてる」
変身もしていない、何なら覚醒の機会すら迎えていなさそうな少年が、強いリーヴォ反応を放っている。
嫌な予感がした。しかし…
「…こういう子こそ、保護してあげないと」
雷火はパソコンを閉じ、椅子から立ち上がった。そして、執務室を後にした。
…
夕暮れの道を、一人でとぼとぼと歩く少年。ランドセルはボロボロで、着ている服もやたらと汚れている。
そこへ、一人の若い女が近付いてきた。
「…ねえ、ぼく」
「…」
少年が顔を上げた。小学生とは思えないほど、荒んだ目つきをしていた。
「学校は楽しい?」
「…」
少年は何も言わず、歩き出した。
女は、その後を追う。
「お父さんとお母さんは?」
「…」
少年が、立ち止まる。
「…帰りたくない」
「どうして?」
「父さんも、母さんも…ぼくがいたらダメだって」
「…そうなんだ」
どうやら、家庭環境は良くないようだ。学校でどんな扱いを受けているかも、想像がつく。
さて、この少年をどうやって連れて帰ろう。
安価下1〜3でコンマ最大 どうする?
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