216: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/07/02(木) 21:45:50.55 ID:0R2+05z20
…
その夜。身支度を終え、寝室に向かうアスラに、マリアが声をかけた。
「本日で、クリストラでの週は一旦おしまいとなります」
「あ、そうだった」
「無論、次の週も残られることはできますが…より多くの女と交わるのがあなた様の使命。次はお渡りになるのが良いかと思います」
「…うん」
慣れない環境。見た目の違う人々。急に、不安と寂しさが彼を襲った。
そんなアスラに、マリアが優しく言った。
「クリストラは、アスラさまの故郷。どこにいようと、誰と過ごそうと、絆は消えません。さあ」
寝室の扉を示す。
「消えぬ絆を結んで、次に備えましょう。今夜は、特別なご用意をいたしました」
「!」
ソフィーも言っていた。『特別な用意』とは、なんだろうか…?
「扉を開けて。絆を、結んでくださいませ」
扉を、開ける。
「!」
「…久しぶり」
扉の向こう。天蓋付きベッドの上には…透き通る絹のベビードールを纏った、アスラの乳姉弟…シャーロットがいた。
1002Res/537.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20