【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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◆AG0ZiiQhi.
[saga]
2020/07/14(火) 13:51:05.02 ID:P6QED8iE0
◆
【食糧・28】
昼下がり。
ウォルフとその仲間達は、この岩だらけの葉の大地の先端にいた。
『た、高い…………………こ、こんな所にいたんですね、私……………』
はるか眼下、いくつか雲を間に挟み、霞むほど下に見える本当の大地を見てラピスがぶるりと震えた。
『うむ、どうやらここは巨大な樹の上らしいからのぉ。わらわ達が過ごしたこの岩山でさえ、たった一枚の葉の上にあるんじゃぞ』
『ひぇぇ、スケールが大きすぎる………空に浮かんでいるように見えたあの大地も、全部葉っぱだったんですね………………』
「キノーミ」
「どの葉っぱにいくの?」
ウォルフが沢山の葉に目移りしながらキュウビに聞いた。
そう、何故彼らがわざわざこんな葉の先端にいるかというと、他の葉へ移るためである。
この葉は岩だらけで、食物も少なく環境も余り良くない。
なので、そろそろ他の葉へ移ろう、と言うことになったのだ。
『そうじゃのぅ…………お主等はどの葉が良いと思う?』
「キノミッ、キノミッ!」
キュウビがそう問いかけると、真っ先にキノが羽を上げ、一枚の大地を羽指した。
『緑の葉のぅ…………いやまて、少し緑すぎやしないかの?』
『ほんとだ……………よーーくみたら、岩とかも緑ですね…………ちょっと不気味です』
「すごいみどり」
「キノー?」
キノが直感的に選んだ大地は比較的近くにある緑色の物だった。
一目見ると健康に良さそうだが、よく見ればその大地はかのエメラルドの都のように全てが緑色だということが分かる。
ペンキで塗ったような無機質で単色な色ではなくごく自然な目に優しそうな色合いではあるのだが、それでも殆どの生物はその色彩に不気味さを感じるだろう。
「あ、じゃああのカラフルなはっぱは? うらがいろんないろでキラキラしてるよ!」
ウォルフが選んだのはカラフルな宝石のようなものが全体に散りばめられた、ゴツゴツした印象の大地だった。
『わぁ、本当にきれいですねぇ……………♡』
「キノミー」
「でしょー?」
ウォルフが選んだ大地は賛成意見が多かったが、キュウビが首を横に振った。
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