【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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302: ◆AG0ZiiQhi.[saga]
2020/07/14(火) 14:19:01.73 ID:P6QED8iE0
『ダメじゃ』

「えー、なんでーっ?!」

「キノーミッ?」

『良いと思ったんですけど……………』

『お主等………わらわ達が何故他の大地へ行こうと思ったのか、その理由を忘れてはおらぬか?』

その言葉に、賛成意見がピタリと止んだ。

『………………もっと自然豊かな所へ行って、食糧を手に入れるため、でしたね…………』

「そうだった……………」

「キノーミ……………」

キュウビが頷いた。

『うむ。確かに、あそこにはあそこの植生があり、見た目以上に食物も豊かかもしれん。だが、今わらわ達に必要なのは食糧じゃ。もっと確実に食物のある場所へ行かなければならないのじゃ。分かったかの?』

「わかった………」

「キノミ………」

『ごめんなさい…………』

揃ってしょんぼりした3人の頭を、キュウビは尾で優しく撫でた。

『誰にでも失敗はある。『初心忘れるべからず』。この言葉を覚えておくが良いのじゃ』

「うん…………!」

「キノミッ」

『はい……………!』

『分かったのなら宜しい。さて、行き先探しの続きじゃ!』


それから少ししたとき、ラピスが一つの大地に目を付けた。

『ん……………? あれって何でしょう…………あの大地からキラキラ光りながら落ちている……………』

『うむ?』

キュウビがラピスの指さす大地を見て、目を見開いた。
その大地はかなり遠くにあったが、その大地から落ちている何かが時おりキラキラと太陽光を反射している。

『ふむ…………よく見つけたのぅ。あれは恐らく…………水じゃ』

『水、ですか?』

『うむ』

少し離れたところで大地探しをしていたウォルフとキノも2人の様子に気づいたのか、駆け寄ってきた。

「どーしたの? なにかみつけた?」

「キノーミ」

キュウビがラピスの見つけた大地を尾指した。

『あの大地から落ちる光るもの、あれはおそらく水じゃ。近寄って見ぬ事にはなにも分からぬが…………あれだけこぼれるほどの水があれば、植物も生物もいくらでもおるじゃろう。さあ、行くぞ、ウォルフ、キノ、ラピス。わらわに乗れぃ!』

「え、あっ、今から!? よいしょっ!」

「キノミーッ!」

『うん、しょっと……………あれ、そういえば、もしかして行くってこのまま飛んで行くんですか………?』

キュウビの合図で飛び乗ったウォルフとキノに続いたラピスは不安そうにキュウビに聞いた。

『そうか、ラピスは初めてじゃったか。うむ、まあ飛ぶ、というよりも跳んで行くんじゃがの。しっかりつかまっておるのじゃぞっ!』

そう言うとキュウビは近くの岩をいくつか神通力で浮かび上がらせた。

『え、え、え?』

『ゆくぞ、新天地へ!』

トーーーンッ!




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