【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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559: ◆AG0ZiiQhi.[saga]
2020/07/31(金) 17:57:46.08 ID:0uqWUy6X0


ウォルフはまたネコの看病のためにバオバブに残っていた。

「ぺろ、ぺろ、ぺろ.........」

「にゃぁ〜.............♡」

ウォルフのナメナメに、尾をピンと立ててプルプル嬉しそうに振るわせるネコ。
バオバブの周りにはキュウビの毛が張られているため、2人は安心して静かに過ごしていた.........その時。

ボフォオオオッ!

「ぺろ.......!? な、なにっ!?」

「ぅぉにゃっ!? かっ、フーッ!」

燃え盛る塊のようなものが高速で飛来して来、バオバブの上に降り立つとブルンッと体を振るい炎を消した。

『ふぅ...........さて、強大な力を感知して降りてきてみましたけれど..........狼の子に、川猫..........いや、貴方ですわね、狼の子。まだ小さいようですけれど、確かに神獣の力をピリピリと感じますわ』

それは火の鳥だった。
まるでドレスのようなゴージャスな羽毛に身を包み、クジャクのような派手な赤い尾を持っている。
そして、まだ数メートル離れているというのに溢れんばかりの熱気がウォルフ達を包んでいる。

「あ...........うぁ...........!」

「フーーーッ! カーーーーーッ!」

『...................』

怖がるウォルフを守るように、その前に立ちはだかり必死に威嚇をする手負いのネコ。
火の鳥は動じず、ただ2人を見つめていた。

(ど、どうしよう.........こ、このひと、こわい........!)

『狼の子。貴方は私の言葉を理解できますの?』

距離感を保ったまま、火の鳥はウォルフにそう聞いてきた。

「う、うん.........わ、わかる、けど..........」

『それなら良かったですわ。別に取って食べようだなんて思っていませんの。ただ、私と同じ神獣に挨拶をしにきただけですから』

「しんじゅう.........?」

「フーーーーーー.........!」

相変わらずネコは凄まじい形相で火の鳥に毛を逆立たせている。
火の鳥がその様子を見て少し鬱陶しく思ったのか、ウォルフに言う。

『..........まあ詳しい話は後にするとして、こちらの川猫を宥めて貰えますの? 見たところ貴方とは親密な関係らしいですから、危害を加えたくありませんですの』

「わ、わかった。えっと、ネコ、ちょっと、おちついてちょうだい........」

ウォルフがそう話しかけると、ネコはチラリとウォルフを見てから威嚇をやめ、少し肩の力を抜きウォルフの横に立った。
しかしまだ気は抜いていないらしく、ヒゲは前を向き同行はまん丸に開かれている。
ネコが威嚇を止めるとともに、周囲を包み込んでいた熱気が消えた。


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