【安価・コンマ】Eランク神獣「Sランクまでのし上がる」
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◆AG0ZiiQhi.
[saga]
2020/08/04(火) 19:31:48.06 ID:Ho36TJku0
4人が水中に飛び込むと、まるでヘルメットのように空気が頭部を包み込み、息を自由に出来るようになっていた。
「みなさん、聞こえますか?」
姿の見えないミズからそう聞かれ、4人は頷いた。
『うむ。ところでミズはどこじゃ?』
「はい。ボクはほとんど水そのものなので、多分姿が見えないのかと」
「キノーミ」
「いるのー?」
「いますよ。ほら、ここに」
ウォルフが聞くと、ぷよぷよとした何かが腕に触れた。
水と透明度が完全に同じため目には見えないが、それがミズのコアだ。
「わぁすごい」
『ところで、今日は何をするんですか? こう、息は出来るんですけどこのままだと沈んでいくばっかりで........』
ラピスがゆっくりと湖のそこに沈んでいくのがわかる。
この空気のヘルメットは息は出来るが、浮力は無い。
そのため、水を掻かなければ沈んでいくばっかりだ。
「今日はまず、水に慣れてもらうことにします。息継ぎを気にしないで、まずは泳ぐ感覚を覚えてください」
「はーい」
『ぅむう.........神通力を使わずに泳ぐのがこれほど難しいとは.......』
「キノミィー」
『んしょっ、んしょっ、んしょっ!』
しばらくみんなはジタバタと手足を動かすだけだったが、3時間ほど休憩と泳ぎを繰り返すと徐々に形になった。
『ほっ、ほっ、ほっ、ほっ』
「そうそう、手を回転するように。尾も活用して、良いですよ〜」
キュウビは9本の尾で素早く、まるでタコのように。
「キノミ、キノミ、キノミ」
「そう、魚のように、がんばってください!」
キノは翼をヒレのように滑らかに動かし、まるで魚のような動きを再現していた。
『泳ぐのってこんなに楽しいんですね!』
「良いですよ〜ラピスさん。耳で舵を取ってくださ〜い」
ラピスはウサギ、という種族上泳ぎはうまくは無いが、他のウサギと比べると格段に泳げるようになっていた。
「わーい」
「うまいですねウォルフさん。そうそう」
ウォルフは完全に水掻きの形で泳いでいた。
「じゃあ、みなさん一回出てみましょう」
ミズの号令と共に、みんなは陸にあがりブルブルと身体を震って水を落とした。
『うむ、よくできたのでは無いか?』
「いいかんじだねー」
『泳げはしましたね』
「キノミキノー」
みんながそれぞれ満足したような事を言っていると、ウォルフの形になったミズが申し訳なさそうにみんなに伝えた。
「あ、あのー.......みなさん、実はこれからが本番なんです」
みんなが「えっ」と振り返る。
「今のはボクの酸素袋をつけての遊泳なので簡単だったんですけど、酸素袋無しで泳ぐとなるとまた違うんです。目に水も入りますし………頑張りましょう」
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