2:名無しNIPPER[sage]
2020/07/16(木) 07:59:05.95 ID:yxX9nLD30
天空橋朋花は、聖母である。
持って生まれたそのカリスマ性、聖母たらんとする歳不相応な精神性、自分を崇める子豚ちゃん達への飽くなき献身性。
天空橋朋花はまさに、言行一致する紛うことなき聖母だった。
そんな朋花をプロデューサーとして支えているうちに、思ったことがある。
彼女がいう聖母という存在は、そのまま聖母マリアではないのだ、と。
むしろ自分を信奉する人々へ無償の愛を献身的に振りまく様は、イエスのそれに近い。
子豚ちゃんたちの欲するところを察し、与える。
それは敢えて表すならば『アガペー』とさえ言える。
実際、朋花はどのようにすれば子豚ちゃんたちが一番喜んでくれるのか、そしてそれを実現するために、自分はどれほど努力を重ねなければならないのか、いつでも考えていた。
だからこそ、彼女はどうしようもなく、これ以上ないほどに人間だった。
神の奇跡なんてもので全てを簡単に解決などできない。
聖母であろうとするその道程には、常に苦難が山積していた。
ならば。
ならば本当に、天空橋朋花の精神には、一片の瑕疵もないと言えるのだろうか――
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