1: ◆3ip8Usw05.
2020/08/01(土) 00:05:33.55 ID:DaAvDOrd0
「みんな〜今日は来てくれてありがと〜今後も応援よろしゅーこね〜」
今日は担当アイドル塩見周子のワンマンライブ、を終えた所だ。無事に成功し何よりである。それにしても思えばここまで来れたもんだ。
ここだけ見ればただのアイドルとプロデューサーだがそこにはある秘密が隠れている。
それは二人が交際している関係なこと。
ある日、ふとしたきっかけで秘めていた想いをぶつけてしまう。
実らずと思いきやその想いは見事に双方向。そこからは両思いなら問題ないよねと一気に発展して今に至る。
そして付き合った以上男と女を確実に意識する訳で……
周子と性行為に及んだのは付き合い始めてからそう長くなかった。
今まで知らずに溜め込んでいた欲情。アイドルという魅力的な姿。それを独占している背徳感。互いに火を付けられた性欲。
一度崩れてしまった理性はもう戻れない。しかしこの爛れかけた関係に一つの転機が。
ある日調子に乗って事務所で盛った際に気付かれてしまった。
厳重注意はされたものの秘密にはしておいてくれるとのこと。
ただし交際は隠した上でアイドルはまだ続けていきたいのなら……と一つだけ取り決めを。
見られる可能性がある時はいつも通りに振る舞うこと。
その代わり二人きりになれたら精いっぱい愛し合うこと。
そんな約束の元で周子と付き合っているのだった。
2: ◆3ip8Usw05.
2020/08/01(土) 00:06:27.47 ID:DaAvDOrd0
ふとそんな思い出に浸っていると……
「プロデューサーもお疲れっ!」
ステージから勢いつけて走ってきてそのままハイタッチ。
「スタッフさんたちもお疲れ様です!」
3: ◆3ip8Usw05.
2020/08/01(土) 00:07:03.36 ID:DaAvDOrd0
in楽屋
「お疲れー。盛況だったな!」
「お疲れー。流石に疲れたーん……いやー、柄にもなく張り切っちゃったなー。ところで提案あるんやけど」
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