13: ◆3ip8Usw05.
2020/08/01(土) 00:12:31.72 ID:DaAvDOrd0
ふとあたしの中にいつもと違う何かがあるのに気付いた。それはゆっくりと膨らんでいる。
この風船みたいなのに空気が入れられてそのまま空高く飛んでいくのがイっちゃう瞬間なんだと上手く回らなくなった頭でぼんやりと考える。
やっぱり先にイきたくない。こうなったらどこにも飛んでいかないようにとまた強く抱きつき直す。
男の人の体はおちんちんとはなんだか違う固さで安心感がある。それに出るとこ出てるあたしの柔らかい体も衣装越しではあるけど押しつけてるからお互いにいいのかもしれない。でも心音を聞かれるのだけはバレちゃうからやだ。
そんな葛藤をよそに腰は動き続けていき互いの体に性感を積もらせ続けていた。
我慢しても一番奥を小突かれる度にふわりと浮き上がるような不思議な感覚。
お腹の奥でざわついているのをなんとかひた隠しにするようにする。
「ふっ……っく……んぅ!」
も、声はどうしても溢れてしまう。でも一言一言で中で揺らいでるのがわかる。プロデューサーを先にイかせてそれを弄るまでは負けたくないという気持ちに満ちていた、けれど。
耐えてることにずっと気を向けていたあたしは肝心なことを忘れていた。
飛んでくことがイくのだと思っていたのはハズレ、風船は空気を入れすぎると……
あたしの中で何かが広がっていく。
わかんないのが膨らむ不安があったけど鎮め方もわからないからプロデューサーに縋って必死に抑え込もうとする。
これがだめ押しになった。
突如ぱん、と何かが弾け、中身が一気にぶちまけられてしまう。
溜め込んでいた快楽が熱となって一度に暴れだした。
「ひゃはっ! あぁああぁう!?」
いきなりで何があったのもわからず焦り、叫びだしてしまう。
「だめ、とまっ……んうううう!?」
あたしの奥も抱きつくかのように一気に収縮しちゃう。一気に太くなったと錯覚してしまって強すぎる快楽でもっと頭が回らなくなる。
下腹部に入りきらなかった熱が全身を焼いていく。体全体が電気ショックを受けたかのように足や手がピンと強張ってしまう。下は濃い愛液を外に溢れるくらいに吐き出して。喉は引き攣った声を。腕は拠り所を求めて爪を立ててしまう。涙や汗の体液なんかも内側から吹き出てしまって。
衝撃は全身に走っていき、あたしの全部を壊していった。
最終的には頭が真っ白になってなにも考えられなくなってしまった。
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