【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】
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154: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/08/10(月) 08:53:33.06 ID:+tUGu/Rg0
…

 朝起きると、待ち構えていたようにサーラがアスラを広間へ連れて行った。玉座に座ると、その前に一人の女が現れた。白い肌の、クリストラ人だった。

「リアナと申します。朝早くにすみません」

「リアナさん、直接お聞きになって。勇者様が、バルバスでどのような目に遭われたか」

 サーラに促されて、リアナは尋ねた。

「失礼ながら…バルバス領にて、暗殺されかかったというのは事実でしょうか…?」

「! …そ、そうだけど」

「く、詳しくお聞かせ願いますか。具体的に、どなたがやったのか。その後の対処はどうされたのか…」

「…」

  誰がやったのか、言わなければならないのか。折角サーラには伏せていたのに…

「…言わなかったら、どうなるの?」

「現時点で、バルバス領の全員が容疑者です。誰も名乗り出ない場合、最悪…全員、処刑に」

「!? わ、分かった、分かったよ。…サナギっていう、エルフだ」

「エルフですって!?」

 サーラが叫んだ。

「エルフが、アスラ様を!? シーヴァ様から頂いた恩寵も忘れて、何たる非道、何たる不遜! もはや…」

「お、落ち着いてください! …その、サナギというエルフは、その後どうなりましたか」

「ラーラが、森に連れ出して説得したよ。そしたら、頭を冷やすって…それからは、一度も会ってない」

「…」

 黙って考え込むリアナ。サーラが喚く。

「これまで手を取り合っていたというのに…もはや、エルフは信用なりません。直ちにエルフ種を全員捕らえ、処刑すべきです!」

「待ってよ! サナギが一人で恨んでただけなのに、全員だなんて」

「アスラ様」

 サーラは、アスラを真っ直ぐに見た。

「貴方様の生命を案じているのです。シーヴァ様に恩義がありながら、この行い…少なくとも、これ以上後宮に、エルフを置くわけには参りません」

「…と、とにかく、サナギを捕らえましょう。兵を連れ、バルバス領へ向かいます」

 リアナが立ち上がる。それから、アスラに向かって言った。

「申し訳ありませんが、ご同行願えますか。顔を改めねばなりませんので…」


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