【安価・コンマ】続・ハーレムシミュレーター【R-18】
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88: ◆WEXKq961xY[saga]
2020/08/06(木) 20:51:54.75 ID:JCmOzJKC0
「えーっと…」

 きょろきょろと辺りを見回し…目に付いたのは、高い針葉樹。平地にぽつんと立つ背の高い木の上に、木の葉でできた巣が載っている。

「じゃあ、あそこに」

「承知しました」

 キママは頷くと、アスラの前に立って木のところまで歩いた。

…

 木の根元まで来ると、キママはマントの中から片腕を出して、コンコンと木の幹を叩いた。アスラの腰ほどもある太い腕が幹を打つと、木はぐらぐらと揺れた。

「だ、大丈夫なの……!?」

 突然、ばさりと音がして、巣の中から何かが飛び立った。それは空中をぐるりと旋回すると、ひらりとアスラの目の前に降り立った。
 派手な女だ。セミロングの髪は、一房ごとに色の違う極彩色の七色で、肘から先は羽毛に、膝から先は鱗に覆われ、それぞれ緑の差し色の入った真っ赤な翼と、鋭い鉤爪になっていた。どうやら、ハーピーの類のようだ。まともな服は着れないらしく、意外と豊満な肢体にはボロ布を雑に巻き付けてあるばかりだ。
 彼女はアスラを見ると、嬉しそうに声を上げた。

「シーヴァ…シーヴァ、ひさし…ぶり、だ!」

「シーヴァは、ぼくの父親だよ。ぼくはアスラ」

「あす、ら…? シーヴァじゃ、ないのか」

「これはリーリレウ」

 キママが、腕をマントの中に戻しながら言った。

「勇者シーヴァとは、何らかの関わりがあったようですが…詳しくは、分かりません。悪い関係ではなかったようです」「見ての通りのアホだからな!」

「ん? 今、何か言った?」


「!! …い、いえ、何も」

 右肩をもぞもぞと動かしながら、キママが取り繕う。
 リーリレウは、アスラに言った。

「じゃあ、アスラ…? リーのとこ、来るか?」

「来るって、どうやって…」

「こうだ!」

 高らかに言うと、リーリレウはその場に飛び上がり…突然、アスラの両肩を掴んだ。

「うわっ!? …あっ、ああーっ!?」

 翼をはためかせると、リーリレウはアスラを掴んだまま、空高く飛び上がった!


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