大好きなペットと
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50: ◆b6RliPUDMY[saga]
2020/09/26(土) 16:49:37.23 ID:92OJ1Ss80


私の名前は水原由香。
中学3年生なんだけど、今絶賛不登校中.......
いじめられて、引きこもって、不登校という形で逃げている。
引きこもりの人ってネトゲをやっているんだろうけど、私はそれすらやる元気がない。
ごろごろして、漫画を開いて、絵を描いて、テレビを流し見して.......

今日は平日。
最近、引きこもる以外に1つ趣味がある。
それは、ピクニック。
自分で作ったサンドイッチを持って、自転車に乗って、誰もいない静かな丘の上で1人の時間を過ごす。

...........でも、実は1つ問題があって...........

最初にピクニックに行ったのは、1ヶ月前。
あの時、全てが変わった。

〜1ヶ月前〜

私はネットで調べて、引きこもりの人に良いと書いてあったピクニックに出かけた。
キッチンでお弁当を作るために部屋を出た時には、お父さんもお母さんも驚いていた。
2人ともとても驚いて、喜んでくれた。
私がピクニックに出かけると聞いた時2人は最初心配して一緒に付いて来ようとしたけど、私は断った。
2人には申し訳ないけど、私は1人の時間を過ごしたかったから。
........その判断が、大間違いだった。



私「ふぁぁ...........癒される..............」

私はネットで調べた気持ちのいい丘にピクニックに来て、お弁当を開いて、木を背もたれにして風を感じながらお腹を満たしていた。

私「沢山作ってきて良かったぁ........まだまだ食べれそう.........ん.........?」

のす、のす、のす、のす.......

私「..............っひ............!?」

私が卵サンドに手を伸ばしたその時、森の中からとても大きな猪が出てきた。
二本足で立ったらお父さんよりも大きそうで、左目に大きな傷があって隻眼になっていた。

猪「フゥ...........フゥ............」

私「っ、あ..........え.........? ...............い、いゃ、ぁ...............っ」

猪を視認した私は、脳では危ないと思って逃げようと思っていたけれども、脚はまるで小鹿のようにガクガクして座ったまま後ずさる事しか出来なかった。
猪はゆっくり私の方に来て、鼻をブフー、ブフーと鳴らして私の匂いを上からつま先まで嗅ぎ回った。
前髪が鼻息の風圧で上がる。

猪「ブフー、ブフー...........!」

私「...........! ぅ...........!」

臭い。
ものっすごい、獣臭い........!
猪は私の匂いを一通り嗅ぎ終わったらしく、バスケットに顔を突っ込むとそのままバリバリとサンドイッチやリンゴを貪るように食べた。
とても美味しそうだけど、それ、私の......

この時逃げれば良かったんだけど、私は恐怖と混乱で相変わらず足が動かなかった。
いや、多分どうせ逃げていてもすぐ追いつかれていたと思う。
そう考えると、あのままじっとしていて正解だったと思う。


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