79: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:00:34.03 ID:c76wxhWY0
「かつて艦船だった私たちは、人の温もりに飢えているわ。そこで出会った人が遺伝子レベルで最高の相性だったらどうなるか……その結果が私」
「自分の人生を、その人の性奴隷として投げ捨てることが出来る……と?」
「当然。だって、それだけ尽くしたい人なんだもの。この想いの前では、年齢や性癖や自分の意志なんてゴミ同然よ」
80: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:01:07.77 ID:c76wxhWY0
「でもあなたも、同じことをしているのよ?」
「私が?」
「どんな手を使ってでも『ご主人様』に被害が及ばないよう尽力してるんでしょう?」
81: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:01:42.15 ID:c76wxhWY0
「……あら、もうこんな時間」
少女は立ち上がる。
「え?」
82: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:02:13.98 ID:c76wxhWY0
「どうして、教えてくれたの?」
「……フフッ」
小さな微笑み。
83: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:02:45.78 ID:c76wxhWY0
「一つだけ教えてちょうだい」
私は尋ねる。
「いくらでもどうぞ」
84: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:03:17.60 ID:c76wxhWY0
「彼のザーメンティッシュを嗅ぎなさい」
「ざ、ザーメン……ティッシュ……」
「そうね……この部屋で、鍵は開けて、それでティッシュを嗅ぐの」
85: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:03:49.73 ID:c76wxhWY0
「安心して。手を止められれば、原因は何だって構わないわ」
「どういうこと?」
「あと少しでアクメを迎えようとした時に、たとえば深海棲艦の強襲が発覚して、急いで出撃したとするわ」
86: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:04:22.94 ID:c76wxhWY0
「その程度でオナニーを止められる子が遺伝子クリティカルなわけがないわ。あれはもっと神聖で、絶対で、運命だもの。経験者が言うんだから、間違いないわ」
「なるほど」
すごい説得力ね。
87: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:04:54.86 ID:c76wxhWY0
「分かったわ、ありがとう」
「未来のママ友のお願いだもの、いくらでも頼ってちょうだい」
今の私には、目の前の小さなお嫁さんが、とても頼もしい存在だった。
88: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:05:27.96 ID:c76wxhWY0
そして、マックスは帰っていった。
遺伝子クリティカルという言葉を私に伝えて。
つまり私は、女性を幸せにしてくれないあの男と遺伝子レベルで相性が良い、ということになる。
89: ◆ag9TZfREZs[saga]
2020/10/02(金) 01:06:00.06 ID:c76wxhWY0
しばらくして――
会議室――
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