【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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123: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/07(水) 20:14:09.89 ID:zUEGVc1vo

後悔を思い起こしてしまったからか、嫌悪感がふつふつと湧いて来る

やり場のない怒りを受けてしまったおにぎりのせめてもの抵抗力が

手のひらにベタベタと張り付いているのがまた不快感を生む。

とはいえ、それで発狂するほど子供でもなくなった陽乃は、

過去よりも今、落としたご飯のことを考える。

食べ物を粗末にすることは以前はもちろん今も許されたことではないと眉を顰めつつ

しかし拾って食べるわけにもいかず、溜息を零して気分を仕切りなおして――

若葉「こんなところにいたんですね」

声をかけられて顔を上げると、食堂で使われているトレイを持っている若葉が立っていた。

陽乃もさすがに困惑して呆然としてしまう。

若葉「なにか?」

陽乃「食堂から持ち出したらいけないんじゃなかったの?」

若葉「特別にお願いしました」

苦笑いして答えた若葉は、そのまま陽乃のそばに来ると、

隣に失礼します。と、一応は一声かけてから石垣に座る。


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