【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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144: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/08(木) 22:04:46.69 ID:OWfdUIpSo

本当に若葉の見た目だけでなく思考も可能な限りに模倣しているのだろうかと、

陽乃は若葉に扮したままの九尾を見つめる

九尾の狐は、控えめに言っても性格が悪い。

今の陽乃が思い描く人間というものと比較してもだ。

だから陽乃をからかっている可能性も捨てきれない。

しかし――

陽乃「だったら乃木さんである貴女が答えて。私がここにいて良いと思ってる?」

若葉「無論ですよ久遠さん。私にとって貴女は勇者だ。蔑まれてなお護ることを放棄しない清さは私の中に羨望の念を絶やさない」

若葉――九尾は自分の胸元に手をあてがう。

そこに宿る想いに触れているかのように愁いを帯びた笑みを浮かべる九尾の瞳は陽乃を見てはいなかった。

九尾は陽乃の内心の葛藤を知っている。

だが、若葉はそれを知る由もない。

その情報の差を維持したままの九尾は陽乃へと目を向けて

若葉「みなの前を歩めるであろう勇者然としたその強かさを持つ貴女こそ、リーダーになって欲しいと思っているくらいだ」

陽乃「私が強かだなんて、馬鹿にしてるの?」

若葉「私は心折れていると思います。ひなたが支えてくれることで立ち直れるかもしれませんが、もしも孤独なら耐えられないと思いますよ」


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