【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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270: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/13(火) 22:06:57.58 ID:K1T9F41ko
陽乃「ふふふっ」
陽乃は笑みを浮かべ――踏み込む
摺り足程度の浮遊感
しかし踏み込む力は限りなく強く
軸足とした右足が浮ききる前に、差し出した左足のつま先で勢いを押し上げていく
そして――右拳で千景を撃ち抜く
陽乃「ふ――っ」
千景「ぁ゛っ」
構えてくれないと殺してしまう
それは、構えようが構えまいが攻撃するという宣言に他ならない。
千景もそれはすぐに分かった
陽乃が本気で殺しに来るのかどうかはともかくとして、
攻めに転じてくるのだと
けれど――足が動かなかった。
動くべきだと頭では分かっていたのに、体はどうにもならなかったのだ。
千景「あっぅっ」
踏み込んだ床鳴りさえも遠く感じるほどに、痛みに体が持っていかれる感覚
呼吸が止まって、意識が消えかけた瞬間
腹部にめり込んでいた拳が、まだ終わっていないと言わんばかりに振り抜かれる
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