【安価でのわゆ】久遠陽乃は勇者である【1頁目】
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291: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2020/10/14(水) 22:04:29.77 ID:sjJFEquno

若葉「久遠さんが辛かったのは分かった。いや、分かっていた……なのに貴女に甘んじていたんだ」

陽乃「だから何? 貴女も邪魔をするなら排除させて貰うけど」

若葉「久遠さん、昨日の話を前向きに考えては貰えないだろうか」

ひなた「若葉ちゃん駄目です!」

若葉「ひなた……郡さんをどうにかできても、大社と民衆はどうにもならない」

世界は陽乃に対して優しい世界になることは非常に難しい

けれど、より厳しくなることはとても簡単なのだ

勇者が戦いで敗北したり、戦いに勝利したとしても何らかの被害が出れば陽乃が責められる。

あの子が人柱になりさえすれば解決するのにと、抗議が行われる可能性だって少なくない。

若葉「ここで足を止めてくれるなら、外に出られるように私が全力で手助けする」

陽乃「別に、ここで邪魔な人さえ消してしまえれば解決する話でしょ?」

若葉「貴女だって心の全てで望んでいるわけじゃないはずだ! 人を助けたいと……その一心であの場に立っていたはずだ!」

陽乃「私が人を助けたいからと言って、邪魔者の命まで助けると思っているなら大間違い」

陽乃は苦笑して、若葉の手を振り払う

陽乃「恩は仇で返されると、今この国が私に教えてくれている。価値がないと思ったなら――捨ててしまうべきだと教えてくれたの」

それは本当に心から浮かべているのではと錯覚するほど、整った笑顔だった。

嬉しそうで、悲しそうに……

若葉が目を見開いてしまうほどに、戸惑わせるような。

陽乃「郡さんは、要らない」


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